日本:自然な生活は最高!

日本:自然な生活は最高!。 日本で何年も生活し、日本人の中で生活していると、日本人の生活を観察し、体験せずにはいられない。日本人の生活は、非常に自然を重んじていることを深く感じている…

タグ: 日本人,生活 自然

発信時間: 2012-05-22 13:53:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

最近、「ノルウェーの森」などを手がけた有名な翻訳者である林少華が、日本新華僑報に「日本:自然な生活は最高」という文章を発表した。以下は概要。 

日本で何年も生活し、日本人の中で生活していると、日本人の生活を観察し、体験せずにはいられない。日本人の生活は、非常に自然を重んじていることを深く感じている。ここでは三点、すなわち温泉、住環境、食べ物からその自然さについて語ってみよう。 

温泉について。昔から今日まで日本人は温泉に入る時、男女の隔てなく、イモ洗いのように混浴していた。悪魔のようなスタイルを持つ異性もどの角度からも自然に見ることができた。ただし、笑ってはいけない。特に頭を下げてくすくす笑うことはだめだ。これはよくないことを考えていると認めることになる。これは当然、最も自然な温泉に入る方法だが、男性がいけないことを考えるようになった現在は、自然な温泉の入り方は続けづらくなってきた。そのため、男女で分けて男性は「男湯」あるいは「殿方湯」、女性は「女湯」あるいは「婦人湯」となっている。「女湯」の様子は私もわからないが、体験したことがある「男湯」についていえば、普通に室内と室外2つの種類の湯船があり、建築スタイルは工夫を凝らして自然を模している。例えば、木(または木のような材質)で作った囲いに、石あるいは竹筒で水を引いてあり、天井板には何年の風雨を経過したような茅ぶき屋根になっている。川端康成の文学作品「伊豆の踊子」の舞台である伊豆半島で、露天風呂を体験した。上には星空が見え、万家燈火が見え、後ろに竹林がある。雪で覆われた富士山を見たら、突然すべてのことを忘れ、ただ体が自然と調和すると感じた。日本人が富士山で温泉に入ることを最高な楽しみと考えていることが理解できた。 

居住空間について。これは当然に「和室」に住むことだ。温泉ホテルは必ず和室で、しかも和室は確かに自然なものでできている。たたみ、木製のドア、天井板、即ち、草、紙、木から構成されている。渾然一体でとしており広い面積がある。最近、3000年の歴史を持つ、日本で最も有名な、天皇や有名な作家である夏目漱石も入ったことがあるという道後温泉に行った。例として、1つの客室面積は30、40平方メートルである。玉石がひかれた「玄関」に入り、最初のドアを開けると、両側に洗面所とクローゼットがあり、二番目のドアを開けると、目の前がぱっと開け、たたみが敷かれた中に座椅子が置いてあり、夕陽が白紙に照り映え、すぐにゆったりした感じをうけ、旅情が生じた。 

食べ物については、もちろん和食だ。普通の温泉ホテルでは、朝晩2回の食事が付いており、直接、部屋に届けてくれる。「日本料理」はけっして単調ではなく、普通の食卓いっぱいに意外にもさまざまな高さの食器に盛られた多くの料理が並ぶ。まずは刺身、この食べ物は最も自然といえる。次は様々な天ぷらなど、大根おろし、サラダ、コンブ、ノリ、卵、味噌とご飯。ほとんどの碗の中に、菊や松などが飾られている。直接に野原や海からとってきたもので、自然な息吹が感じられる。食器も草花がデザインされていて素朴で古色あり、自然とうまく合わせてある。 

つまり一言でいえば、自然な生活は最高だということだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年5月22日

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