「人食いゾンビ事件」の被害者ロナルド・ポッポさん |
米フロリダ州マイアミ市で5月26日、人の顔食いちぎり事件が発生し、世界中を震撼させた。海外メディアの報道によると、その後入院していた被害者のロナルド・ポッポさん(65)の意識は回復。医師によると、話すことができるほどにまではなったが、目はいまだに見えず、今後さらなる手術が必要という。
事件当日、ホームレスのポッポさんはルディ・ユージーン容疑者(31)に暴行を受け、衣服を脱がされ、顔の大半をかみちぎられた。ルディ容疑者はその場で駆け付けた警察に射殺された。一方、負傷したロナルドさんは同市にあるジャクソン記念病院に運ばれ病院で治療を受けている。
同病院のニコラス主任は12日、ポッポさんの容体は好転し、食事を取たったり、医師と会話をしたりできるまでに回復したと明らかにした。
ニコラス主任によると、ポッポさんの左目は回復不可能な程度にまで噛みちぎられていることから、摘出手術が必要。一方の右目は依然として見えないものの、視力が回復する見込みがまだあるという。さらに、鼻もほとんど噛みちぎられていることから、ポッポさんの人相は事件前と大きく変わり別人のようになっており、今後はさらに形成手術を行う必要があるという。
ポッポさんの精神状態は比較的安定しており、カウンセリングも受けているという。