中国国家人力資源(マンパワー)・社会保障部(人社部)、国家発展・改革委員会(発改委)、民政部、財政部、衛生部、社会保障基金会が共同で制定し、国務院が承認した「社会保障『十二五(第12次五カ年計画』計画綱要」(2011-2015年、以下「綱要」)が27日、中国政府の公式ウェブサイト「中国政府網」に発表された。人民日報海外版が伝えた。
「綱要」には、2011年から2015年までの社会保障事業関連目標として、以下の諸項目が掲げられている。▽都市における基礎年金加入者数を3億5700万人に引き上げる。このうち、企業従業員の基礎年金加者を3億700万人とする▽新農村保険加入者を4億5千万人まで増やす。都市・農村における基本医療保険加入率を、2010年比3%引き上げる▽労災保険加入者数を2億1千万人、失業保険加入者数を1億6千万人、出産育児保険加入者数を1億5千万人とする▽企業従業員の基礎年金、都市部住民の基本医療保険、新農合(新農村合作医療保険)による入院費カバー率を約75%まで引き上げる▽都市部住民基本医療保険と新農合の外来診療費の全体的な統一を推進し、外来診察でよくある病気や多発病を保険の対象に組み入れる-----。
「人民網日本語版」2012年6月28日