ロンドン五輪の女子サッカー1次リーグは29日午前、第2戦が全て終了し、ブラジルやイングランド、米国、フランスなどの強豪チームは順当に決勝トーナメント進出を決めた。昨年のワールドカップを制し、今回も金メダルの期待がかかるなでしこジャパンは、スウェーデン相手に引き分けに終わったものの、ほかの組の結果により、決勝トーナメント進出が決まった。一方もう1つのアジアの強豪・朝鮮はフランスに0対5と大敗した。北京のタブロイド紙「京華時報」が報じた。
グループEで戦うブラジルは第2戦でニュージーランドと激突。クリスチアーネ・ロセイラ・デ・ソウザ・シルバが後半41分に決勝のゴールを決め、1対0で逃げ切った。シルバ選手は自身の持つ五輪得点記録を12得点に伸ばした。地元の英国は3対0でカメルーンを破り、ブラジルと同点の勝ち点6で決勝トーナメント進出を決めた。
一方グループGは、3連覇を狙う米国が3対0でコロンビアに圧勝。順当に決勝トーナメントに進んだ。朝鮮はフランスに0対5と大敗。両チームは勝ち点3で並んだ。
グループFでは、なでしこジャパンがスウェーデンと対戦。0対0の引き分けで終わり、両チームは勝ち点4で並んだものの、得失点差でスウェーデンが上回り首位の座をキープ。それでも決勝トーナメント進出が決まり、佐々木則夫監は「全力で金メダルを取りに行く」と前を向いた。
「人民網日本語版」2012年7月30日