中国交通運輸部は27日、陝西省延安市の包茂(包頭-茂名)高速道路安塞区間で26日に起こった寝台バスとタンクローリーの重大衝突事故を深刻に受け止め、「長距離旅客輸送の安全管理業務を強化するための緊急通知を発表した。通知は、全国の省・自治区・直轄市・新疆生産建設兵団の交通運輸庁(局、委員会)および天津市と上海市の交通運輸・港湾管理局に対し、長距離路線バスの総点検・整備を速やかに実施し、長距離バスの全運行過程に対する動態管理・コントロールを強化し、疲労運転の予防に向けた有効措置を講じるよう求めている。人民網が伝えた。
緊急通知には、以下6項目の要求が盛り込まれている。(1)今月26日の事故から教訓を十分に汲み取り、長距離旅客輸送に対する安全管理を強化する(2)長距離路線バスの総点検・整備を速やかに実施する(3)疲労運転の予防に向けた有効措置を講じる(4)長距離バスの全運行過程に対する動態管理・コントロールを強化する(5)貸し切り観光バスの安全管理を徹底する(6)監督指導検査を集中的に実施し、事故報告システムを厳格化する。
「人民網日本語版」2012年8月28日