購入者の多くは大学生やホワイトカラー
インターネットで17日に「ダミーの目」と検索したところ、10万件近くの検索結果がヒットした。その中のある販売店のウェブサイトを見ると、同店では1カ月で120枚以上の商品を販売していた。
「居眠りをしたいなら、瞼やメガネにこれを貼り付ければ気付かれない。」同店の店主によると、購入する消費者の多くは大学生を中心とする学生やホワイトカラーで、販売店舗では「オフィスや教室でのさぼりに必須」というフレーズで売り込んでいる。ネットで売られている「ダミーの目」は1セット1元程度と非常に安く、寄り眼や流し目など様々なスタイルがある。
反響
使用には時と場合をわきまえて
市社会心理学会常務理事、心理学者の譚剛強氏は、オフィスや教室で「ダミーの目」を使って居眠りすると、一時的には教師や上司をごまかすことができるだろうが、最終的には自分の害になると語る。学生にとっては、授業中にしっかり聞かずに居眠りするなら、学ぶ時間が無駄になり、学業の進歩に影響し、教師に対しても一種の詐欺行為となる。ホワイトカラーにとっては、業務時間に居眠りすることは業務に支障を与えるだけでなく、車内での自分のイメージ低下にもつながる。「ダミーの目」を使うには時間と場所をわきまえる必要がある。たまに使って生活を調整し、短時間でストレスを解消するのには役立つ。
また中山医院の主任医師の莫党生氏も、目の周辺の皮膚は薄いため、長期間使用すると皮膚の通気性に影響を与え、アレルギーや腫れなどの症状が起こることもある。「人民網」が伝えた。
「人民網日本語版」2012年9月19日