ロイター通信10日のニュースによると、スイスの金融大手クレディ・スイスが10日発表した報告によると、世界の家計資産は今後5年間で約50%成長し、アジア太平洋地域の成長スピードが最も速いという。家計資産を見ると、中国は日本を超え、世界2位の豊かな国家となり、「スーパー富裕層」の大幅な増加が、中国の今後の社会財産の特徴になるだろうといっている。
この報告は200カ国で約46億人の成人の財産分布の状況を網羅している。報告によると、世界の家計資産は2012年の223兆ドルから2017年には330兆ドルに増加、成長率は48%になると考えられている。2017年になると、米国は家計資産89兆ドルで依然として世界トップ、中国は38兆ドルで、日本の35兆ドルを超え世界2位になると予測されている。2012年現在、中国の国民家計資産総額は20兆ドルである。
関係者によると、中国人の家計資産の増加は、経済規模の拡張や引き続き行われるだろう市場改革と私有化によって、中国人富裕層もその資産も5000万ドルを超えるスーパー富裕層が明らかに増加する。百万長者の基準では、日本人富裕層は中国より多いが、しかし、基準を億万長者にすると中国が日本を超えるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月12日