「本を寄付して、愛を示そう」というボランティア活動が17日、上海で開始。上海の住宅地340カ所に本を寄付する場所が設置された。同活動は上海市文明弁公室や共産党青年団市委員会、慈善基金会などの機構が中国でも有力な新聞・ニュースのネット発行企業・「蜘蛛網」と共同で今後5年にわたり開催する予定で、本を寄付する場所を5000カ所にまで増やしたい考えだ。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
同活動を開催するに当たり、同日行われたセレモニーでは、上海大別山民工子弟学校(農村からの出稼ぎ労働者の子供が通う学校)の児童が本の寄付者や観衆に自分の願いや夢を語ったり、演技を披露したりした。
今回の公益活動では社会各界に協力を働きかけるほか、ボランティアが週末の時間を利用し、上海の各住宅地で古い書籍や雑誌を回収する。また、各区・県・コミュニティーのボランティアサービスセンターやインターネットなどさまざまなルートを通じて古い書籍や雑誌を集める。市民らは、読み終わった本を自宅の近くに持って行き、愛を送ることができるのだ。
主催者側は、「今回の活動によって『愛の循環』が形成されることを願っている」とし、「集められた書籍は、寄付者の希望により、点?点、到人?地貧しい地域の学校の学生や前出学校の学生に送られる。今後はさらに多くの企業や社会組織にも、参加を呼び掛ける」と計画を語っている。
「人民網日本語版」2012年10月18日