英紙デイリー・エクスプレスの最新報道によると、ブロッコリーを週一回以上食べると、各種癌の発生リスクが低下することが、世界的に権威ある癌医学雑誌「Annals of Oncology」に掲載された研究論文で明らかになった。生命時報が伝えた。
これまでの数多くの研究によって、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、スプラウト、カラシナ、ダイコンなどアブラナ科野菜に豊富に含まれるスルフォラファン(SFN)という成分は、癌細胞をやっつけ、癌の発生リスクを下げる働きがあることが分かっている。このSFNは、ブロッコリーに特に多く含まれる。今回の研究発表によると、アブラナ科野菜を週に一度以上食べた人達は、食べなかった人達に比べ、腎臓癌の発症率は32%、食道癌は28%、口腔癌・腸癌・乳癌はいずれも17%、それぞれ低下した。
研究者は、癌の予防に効果があるだけではなく、各種ビタミンも豊富に含まれていることから、ブロッコリー類を頻繁に食べるよう提案している。ブロッコリーは、口当たりが良く、炒めても蒸しても美味しく、また、さっとゆでた後冷ましてあえ物にするなど、さまざまな料理法で楽しめる。
「人民網日本語版」2012年10月19日