中国人民解放軍所属のバドミントンチームに所属し、ロンドン五輪の男子シングルスで初の五輪連覇を達成した林丹選手の軍での階級が「1年間で4階級上がった」とする報道はデマであることがこのほど、南京軍区への取材で分かった。人民網が報じた。
林丹選手は山東省青島市で昨年開催されたスディルマンカップで優勝した後、少尉から少佐に階級が上がり、1年間で4階級アップしたと中国の各メディアが最近伝えていた。
同軍区政治部の関連のスタッフは「林選手は1995年11月に特待生として入隊。同部のバトミントンチームの学生となった。その後、選手に抜擢され、2008年には文職干部の5級にランクアップ。11年12月、同部体育訓練センターの副主任となり、文官幹部のランクに基づき、専門技術中佐の階級を授与された」と説明。文官幹部は現役軍人だが、階級が与えられないことから、林丹選手は「少尉や少佐の階級を授与されたことはない」と語り、報道内容を否定した。
「人民網日本語版」2012年10月25日