東京都に隣接する埼玉県でこの間、関連機関が野生鹿の体内から日本の安全基準8倍以上の高濃度放射性物質セシウムを検出した。今は、日本の福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故と関係はあるか断定できない。
埼玉県の関連機関によれば、8月から10月にかけ、埼玉県であわせて11頭の野生の鹿とイノシシが捕獲された。肉類の安全検査や測定を行った結果、秩父市の浦山山林で捕まえた鹿の体内から、820ベーカー/キロの放射性物質セシウムが検出された。これは日本の国家安全基準値の8倍を上回っている。
このために、埼玉県は猟師には鹿肉の販売、売買などをしないように、また県内で捕獲した野生の鹿肉を食べないように人々に呼びかけている。
2011年、埼玉県ではあわせて約1500匹の鹿が捕らえられているが、基準値を超えたのは今回がはじめてだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月25日