北京で「みみ」が流行っているのは、おそらくこれが主流のファッションになっているからだろうが、中国に住むアジア人でない私たちには非常に不思議に見えるのだ。
このようなファッションは、日本のアニメが発祥だ。日本の東京と中国の北京は、領土問題から現在、外交の氷河期にあるが、中国人の若者はそれでも日本のファッションや流行の模倣をやめない。北京の流行を追う人たちは、ピンクのポルシェに乗り、キャンディーのように着飾ったペット犬を連れて公園を散策し、どこでもかわいさを強調している。
この件について、中国メディアは最近とても長い文章を発表した。ある心理学者は、かわいらしい文化が流行する背景には、現実逃避をしている世代が隠されていると分析する。厳格な家庭の伝統と週6日間の労働というプレッシャーの中で、こうしたかわいい「みみ」やふわふわは内心の叫びを表しているというのだ。時にちょっと幼稚で愚鈍にみえるものだが、プラスに捉えて「みみ」ファッションをかわいいという人は多い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月26日