北京市家政サービス協会は8日、産後支援ヘルパーの職業規範と参考給与額を発表した。初級ヘルパーは最低3957元、高級ヘルパーは最高1万元近くに上る。京華時報が伝えた。
北京市家政サービス協会の担当者によると辰年の今年はベビーブームで、産後支援ヘルパーの数が需要に追いつかなくなっている。だが業界内には研修が厳格でない、評価が規範化されていない、ケアが標準化されていない、等級が混乱しているなど多くの問題がある。無資格の産後支援ヘルパーを採用する仲介会社も多い。一部の産後支援ヘルパーは子どもや母親の世話をするだけで、母乳や新生児の栄養面のケアは全くできない。規範化されておらず、料金が不当に高く、技術もピンからキリまでというのが全体的傾向だ。
今回、産後支援ヘルパーに求められる能力や研修が初めて明確化された。産後支援ヘルパーには「職業モラル」「基礎知識」「安全・衛生面の常識」「マナー」「関連法規」が基本的に求められる。仕事の内容は「産婦の世話」と「新生児のケア」からなる。
協会は市内の家政会社50社の産後支援ヘルパー1万人余りの月給について調査し、「初級」「中級」「高級」ごとに参考額を示した。初級産後支援ヘルパーは最低4000元近く、高級産後支援ヘルパーは最高1万元近くになる。「市場調査に基づき算出された実際の額であり、家政会社の管理費は含まれない。業界に対する指導額や提案額ではなく、市民に参考額として示すだけで、強制性はない」と担当者は説明する。
「人民網日本語版」2012年12月9日