同アイテムを発明した陳明健さんは、「2つの枕を支柱に取付けることで、座っている時、腰椎や頸椎にかかる負担を軽減し、座席に座ったままでもゆっくりできるようにした」と語る。
陳さんによると、「硬座宝」は「中国ですでに特許を取得済み」といい、実際に特許などを所管する「国家知識産権局」(SIPO)のサイトにアクセスしてみると、「多機能旅行睡眠支架」の名前で登録されていた。
河南省鄭州人民医院整形外科の袁医師は、「『硬座宝』は発想がいい。腰椎や頸椎にかかる負担を胸部にかかる負担に換えることができる」と好評価。
ただ、「長時間座っていると、腰や背中の筋肉を痛めやすい。長距離の旅行の場合、頻繁に全身を伸ばすことが必要。長時間同じ姿勢で座っていると、坐骨神経を圧迫し、下半身に軽度の水ぶくれを引き起こしたりする可能性がある」とし、「長時間の使用は避けた方がいい」と注意を呼び掛けている。
「人民網日本語版」2013年1月17日