防犯対策編
マニュアルの登場はポジティブな心理状態を反映
34億人の大移動が予想され、“大戦争”となる春運をポジティブに描いている同マニュアルは、庶民のどんな気持ちを反映しているのだろう。湖北省武漢市心理学会の王偉氏は取材に対して、「庶民の積極的で、平和な心理状態を反映している」と指摘。「お金があってもなくても、帰省して春節を過ごさなければならない。しかし、高速鉄道(中国版新幹線)の普及や消費能力の向上、鉄道チケットの早期予約開始などの要素により、庶民は『春運』を恐怖とは感じなくなり、不満をこぼすことも少なくなっている。そして逆にユーモアをもって、ポジティブに向き合うようになっている」との考えを示した。
「人民網日本語版」2013年1月17日