鉄道と日本人 蒸気機関車で観光産業を牽引

鉄道と日本人 蒸気機関車で観光産業を牽引。

タグ: 航空,高速鉄道,鉄道復古

発信時間: 2013-02-24 10:10:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

時間効率が求められる現在、多くの国家が航空や高速鉄道の発展に力を注いでいる。とりわけ日本はその発展が早く、「新幹線」は今でも彼らの誇りだ。しかしこの数年、日本では古き良き鉄道に注目が集まり、懐かしい蒸気機関車が再登場している。

日本の「鉄道復古」の一番の特徴は、退役した蒸気機関車が改めて人々の前に登場したことにある。例えば現在、北海道でそれを見ることができる。JR北海道が運営する「SL函館大沼号」という名の蒸気機関車は、河沿いの湿原を走っている。

大震災で被害を受けた福島県でも、JRが「SL福島復興号」を運行。1949年に生産されたC61型で、完全に退役していた蒸気機関車だ。今の日本で、どうしてこのようなレトロな風潮が現れたのだろうか。

それは、日本人の心の中にある鉄道への思いと関係がある。1945年以前の、侵略戦争を行っていた頃の日本では、台湾や中国東北部、朝鮮地域などで大規模に鉄道を建設していた。日本の対外拡張の象徴の一つになったのである。

戦後世代や年配の人々の子供時代は、蒸気機関車と共に成長してきた。これら古い蒸気機関車は、彼らの過去の記憶をよみがえらせるものである。勇ましく直進する蒸気機関車は、彼らの記憶において、日本という国家の最も麗しい体現とみなされるのだ。

それ以外にも、日本では現在「観光立国」が国策として叫ばれている。日本政府は、観光名所を含む様々な国家の観光資源を拡大しようとしている。その意味でこのような復古調列車の出現は好ましい状況といえる。外国人観光客もこの列車を通じて日本の文化や歴史を知ることができ、日本をより深く味わいたい観光客には歓迎されるはずだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月24日

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