米軍は1945年から1962年にかけて、数百回の核実験を実施した。核爆発のシーンを撮影したカメラマンは、命の危険を冒して6500本以上の映像を撮影した。彼らは深刻な被曝にも関わらず、長年それに気づかなかったという。彼らの存在と被害は、米国政府の機密事項とされ、1997年になりようやく公表された。ニューヨーク・タイムズはこのほど、核実験の映像と写真の一部を掲載した。
1945年7月16日、米ニューメキシコ州アラモゴードに位置する砂漠地帯で、世界初の原爆が起爆した。米国は3週間後、日本の広島と長崎に原爆を1発ずつ投下した。写真は核爆発により家屋が破壊される過程。