フランス最大規模の観光博覧会「第38回パリ国際観光博覧会(ル・モンド・ア・パリ)」が21日から24日まで、ポルト・ドゥ ・ベルサイユのコンベンションセンターで開催された。山西、広東、広西、重慶、四川、貴州、青海、西蔵(チベット)など中国10省・自治区・直轄市の12の旅行関連機関が出展した。人民日報が伝えた。
中国国家旅遊(観光)局パリ事務所の担当者は、「今展において、中国は、『美しき中国の旅』を観光プロモーション統一テーマとし、『南西の風情』『壮大で美しい青海』『普善晋美(善き山西・美しき山西)』『麗しき花の都』など地域別テーマを設け、中国の人文・自然の景観を来場者に披露した」と語った。
会場内の中国ブースは、来場者でごった返した。担当者によると、連日多くの来場者から、中国旅行に関する問い合わせがあったという。過去に2度中国を訪れたことがあるというエレナ・スタンブリーさんは、「中国は、景色が大変美しく、世界遺産も多く、私にとって憧れの地です」と語った。マース夫妻は、「もう一度上海に行ってみたいです。中国では観光インフラの整備が加速しており、また、旅行者にとって大変安全な国です」と話した。
統計データによると、2012年に中国を訪れたフランス人観光客は、前年比6.43%増の延べ52万4800人と、過去最高をマークした。関係者によると、訪中フランス人観光客は、今年1月だけでも、前年同期比15.7%増の延べ4万3600人に達したという。中国国家観光局パリ事務所の薛桂鳳・主任は、「フランス人の中国観光ブームの原因として、両国関係が友好に継続していることが挙げられる。また、国際社会における中国の地位が日ごとに高まり、経済成長が安定的に急成長を遂げていることから、多くのフランス人ビジネスマンが中国とのビジネスに引きつけられ、また、観光業にも巨大なビジネスチャンスがもたらしている」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年3月25日