合同軍事演習を行う韓国海軍の軍艦「アイギス」と米国の軍艦
韓国の通信社「聯合ニュース」は、米韓軍事演習は、朝鮮戦争が勃発した6月25日に近い21日から24日の間に行われる可能性があると伝えた。そして朝鮮の7日付けの『労働新聞』は、朝鮮は「軍事的な挑発」の米韓合同軍事演習に「果敢に対応する」とし、「第二次朝鮮戦争の挑発を企んでいる」とオバマ政府を非難した。
今は中米の軍事関係が敏感な時期だ。米紙「ウォールストリート・ジャーナル」は7日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議では、中国と米国は表面的に礼儀をわきまえていたが、軍事上の「相互警戒」の態度はかなり公になっており、台湾問題を除いて双方関係の緊張を引き起こす要素は、盟友に対していかに対応するかや異なる世界観にまで広がったと報道した。
長年にわたり国際問題を研究してきたある日本人専門家は「米韓軍艦の黄海での軍事演習を、中国は間違いなく愉快なことだとは思っていない。もし日本と米国がそこで合同軍事演習をした場合には、中国を更に刺激するだろう。日米も同じような軍事演習を下準備しているようで、今後ある期間の黄海は落ち着かないかもしれない」と話す。
軍事専門家の尹卓氏は「米国が原子力空母を黄海に派遣し、韓国と軍事演習をすることはすでに決められたことだ。米国は朝鮮を威嚇するのが目的だと言っているが、中国にも不利な影響は及ぶだろう。米国のこの選択は下心があり、米韓は何ということなしに事態を緊張化させているが、中国は冷静に対応しなければならない」と指摘する。