北京五輪のエンブレムが3日夜、正式発表された。北京天壇祈年殿で行われたセレモニーで、全国人民代表大会(全人代)の呉邦国委員長(中国共産党政治局常務委員)と国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のフェルブルッゲン委員長がデザインを披露した。 北京五輪組織委員会の劉淇主席はあいさつで「エンブレムは、五千年の歴史を持つ中国の書道、印章などの芸術とスポーツを結び付けたもので、勝利に向かって走る選手をデザインした」と説明。「中華民族の伝統文化の粋を集めて開催地を表現。五輪精神、13億の中国人民の五輪へのあこがれ、世界からのゲストを歓迎する熱意、真剣さを表している。五輪に捧げる中国国民の貴重な財産だ」と述べた。 またIOCのロゲ会長はテレビ回線を通じてあいさつし「今晩発表されたエンブレムは、世界で最も注目を集め、最も人々に知られるマークとなるだろう。五輪史上、最もすばらしくかつ意義あるマークとなるだろう」と絶賛した。 「人民網日本語版」2003年8月4日 |