2008年北京五輪のスローガン(第29回オリンピック・第13回パラリンピックに使用)発表式典が26日夜、北京工人体育館で行われた。式典に出席した李長春・中国共産党政治局常務委員が「1つの世界、1つの夢」(One World One Dream)というスローガンを発表した。 式典を主催した北京五輪組織委員会の劉淇主席は、あいさつの中で「このスローガンは、中国や世界各地の人々が素晴らしいふるさとを共有し、文明の成果を共有し、手を携えて共に未来を創造するという崇高な理想を表している。また、5千年の文明を持ち、現代化への大きな歩みの中にある偉大な民族の、平和発展、社会調和、人々の幸福に力を尽くすという断固たる信念を表している。また、平和で素晴らしい世界の構築に貢献する13億の中国人の心の声を表している。このスローガンは、『人文五輪(ヒューマニズムの五輪)』という理念の具体的な現れであり、五輪の全体的なイメージや準備事業を導く原則でもある」と語った。 国際オリンピック委員会のロゲ委員長は北京五輪組織委員会に宛てた電報の中で、スローガン発表への祝意を表し、同スローガンについて「オリンピック精神の本質を捉えている」と評価した。 「人民網日本語版」2005年6月27日 |