8月28日、北京五輪組織委員会、北京五輪ボランティア協調グループは北京で、「北京五輪大会、パラリンピック大会のボランティア募集大会が始動する」ことを明らかにした。中国共産党中央政治局委員、中国共産党北京市委員会書記、北京五輪組織委員会の劉淇主席、IOCのロゲ会長はそれぞれテレビを通じてあいさつを述べ、お祝いの意を表した。 劉淇氏は「五輪大会のボランティア募集はIOCと北京五輪組織委員会のプランに則って北京五輪の準備活動を促す重要なイベントであり、国内の人々や海外の友人たちに五輪に身をもって参加してもらい、サービスを提供するチャンスを与えるためのチャンネルをさらに押し広げ、プラットフォームを構築することでもある。『特色のあるハイレベルの五輪大会を催す』ことは、中国政府と北京五輪組織委員会のおごそかな公約であり、中国の人々がともに期待していることである。2008年には、ボランティアのほほえみは北京から世界に献げられる最もすばらしい名刺となっている。2005年6月5日に北京五輪ボランティアプロジェクトが始動していらい、社会各界がともに努力することで、さまざまな準備活動がスムーズに進んでいる」と語った。 劉淇氏はまた、北京五輪の準備活動を注目しつづけ、サポートしている内外の友人たちに感謝の意を表し、また、全国各地の各民族の人々、香港、澳門の同胞、台湾省の同胞、海外の華人、華僑、留学生、外国人たちに「積極的にボランティアの募集に応じて、栄えのある五輪ボランティアになるために努め、ボランティアの精神を大いに発揚し、オリンピック精神を伝播し、『人文的なオリンピック』という理念を実践し、サービス意識を強化し、サービスの能力を引き上げ、北京五輪のために奉仕する歴史的な責務と栄えのある使命をともに担うよう」と求めた。 ロゲ氏はあいさつの中で、「ボランティアたちのサービスはオリンピックで核心的な位置を占め、五輪大会できわめて重要な役割を果たしている。ボランティアは五輪大会のイメージキャラクターであり、自らの言語と行動でオリンピックの精神を具現するものである。北京五輪のボランティアはオリンピックの価値観の伝播を大いに推し進めることになっている」と語った。ロゲ氏は「中国の人々およびより多くの人々は北京五輪ボランティアに積極的に参加し、2008年に『北京があなたを歓迎する』という招請を世界各地に送っている」と呼びかけた。 北京五輪ボランティア募集の始動の式典で、『ボランティアの微笑み』というテーマイベントの名称とキャッチフレーズも発表された。最終の名称は「微笑む北京」であり、キャッチフレーズは「ボランティアのほほえみは北京の最もすばらしい名刺である」ということ。 関係筋によると、北京五輪大会のボランティアの総数は約7万人に達し、パラリンピックのボランティア総数は3万人。ボランティアは主に北京市の範囲において募集され、北京市の大学の在校生を主な募集対象としている。また、全国各省、直轄市、自治区の人々、香港特別行政区、澳門特別行政区と台湾省の同胞、海外の華僑、留学生、外国人向けのボランティア募集が予定されている。 「北京地域」、「北京以外の地域」、「香港特別行政区、澳門特別行政区と台湾省の同胞、海外に滞在する華僑、留学生、外国人」という三つのボランティア募集イベントはそれぞれ2006年8月28日、2006年12月、2007年3月から始動することになっている。 「チャイナネット」 2006年8月29日 |