08オリンピックの間近にひかえた中国>>
「五輪家庭旅館」へようこそ
発信時間: 2008-06-04 | チャイナネット

「五輪家庭旅館」活動とは、政府が北京市民の家庭を公募し、オリンピックの観衆や旅行客に宿泊先とサービスを提供、海外の観衆や旅行客が北京市民の家庭に入り、市民生活を体験する民間友好交流活動だ。1年の準備を経て「五輪家庭旅館の基準と評定」が3月28日に発表され、4月10日から「五輪家庭旅館」への北京市家庭の申し込み受付が開始された。オリンピック会場に近い東城区、西城区、朝陽区、海淀区の4区を中心に募集し、崇文区、宣武区、豊台区、石景山区の4区もカバーする。申し込みは4月30日で締め切られ、1千世帯を選ぶ計画で、具体的なリストは6月の初めに発表される。

「五輪家庭旅館」の具体的な運営期間は8月1日から9月31日、つまり北京オリンピックとパラリンピックの期間だ。宿泊料は部屋の状況に基づいて制定、変動する。観光や交通、飲食などの面での安全監督管理は中国国家旅行社総社が担当。街道やコミュニティーは公安部門に協力して外国の観光客のコミュニティー内での活動の安全に対する責任を負う。受け入れ家庭はゲストの家庭内での安全な宿泊を担当する。


 

  大学で英語を教えている韓如冰さんは番号0000番の「五輪家庭旅館」マークを受け取り、初の「五輪家庭旅館」となった。韓さんは北京市朝陽区亜運村安慧里の約80平方メートルの2LDKの家に住んでいる。

  亜運村コミュニティーは1年前から「五輪家庭旅館」の宣伝と募集活動を率先して開始した。韓さん一家はそれを知ると自分の「五輪家庭旅館」計画を立てた。自分が10年以上住む2LDKの1室を外国のゲストに提供しようと考えたのだ。

  韓さんが笑いながら話してくれたところによると、「五輪家庭旅館」に正式に選ばれたなら、1カ月以上かけて部屋の内装をやり直し、訪れる外国の友人に最も快適な居住環境を提供することを夫と話し合い済みだという。「シンプルで上品な感じにしたい」と韓さんは述べている。

  韓さんはハード面の施設の他に、自分の資質の向上も強調している。申請の過程で韓さんは多くの本を読んで中国と西洋文化の違いを理解し、また家族全員でオリンピックの基本知識や様々な救急の知識を学ぶよう努めた。話が外国の友人との交流になると、韓さんんの熱弁は停まらなくなった。「故宮や頤和園といった名所はもちろんだが、ゲストを北京の歴史ある横丁「胡同」の南鑼鼓巷にも連れて行きたい。」韓さんは自分の7歳にもならない息子の壮壮くんのために英語の口語とヒアリングのトレーニングクラスにも申し込み、壮壮くんはもう簡単な英語の会話ができるという。

  ちょっと太った壮壮くんはオリンピックや「五輪家庭旅館」に選ばれたことの意義はまだあまりわからないようだが、外国の子供をもてなすことについては「一番好きなおもちゃとお菓子をみんなあげるんだ」とすぐに答えた。贈るプレゼントも考えてあるという。まず五輪マスコットの福娃(フーワー)、次が京劇の臉譜(隈どり)だ。食べ物は当然北京ダックに、壮壮くんの好きな炸醤面だという。


  70歳代の朱文閭さんと連れ合いの劉自明さんは選考に通って「五輪家庭旅館」の家庭に選ばれた。朱さんは次のように語っている。「外国の友人が来ても私たちの生活はいつもどおりにして、ゲストに最もありのままの中国の生活を体験してもらいたい。私たち家族はみなゲストを歓迎し、友好的にもてなすつもりだ。」外国からのゲストを迎えるために2人は簡単な英語の会話を学び始めた。朱さんによると、孫娘が英語が非常に得意で、祖父母が「五輪家庭旅館」に選ばれたと知ると、夏休みにやって来て外国の友人と交流する準備を進めているという。朱さん夫婦は最近フランスのテレビ局の取材を受けたが、外国の記者としゃべるのは大変楽しかったと朱さんは語っている。豆包(あんまんに似た一種のお菓子)や餃子、パン、牛肉、牛乳など、ゲストをもてなす料理ももう考えているという。


  政府が組織する「五輪家庭旅館」の他に、民間でも自発的にゲストを受け入れる家庭が現れている。「我的住家網」や「北京外教網」もオリンピック時のホームステイプロジェクトを発表している。「我的住家網」の担当者によると、同プロジェクトを発表して以来の市民からの申し込みは非常に多いという。北京市政府の担当者は、関連政策を発表して民間の受入活動の規範を保障すると述べている。

  北京の他に、重慶や成都、天津、煙台などの都市でも多くの家庭がオリンピック時のゲスト受入家庭となることを希望しており、オリンピック期間に中国を訪れる観光客に宿泊先を提供したいとしている。 

  「人民網日本語版」2008年6月4日


 


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