北京オリンピック組織委員会の屠銘徳・主席助理は22日、「歴史と未来―五輪アンチ・ドーピング40周年」をテーマにした展覧会の開幕式の式典で、北京五輪では期間中、五輪史上最多となる4500回のドーピング検査を実施する予定であることを述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
屠銘徳・主席助理によると、北京五輪の「緑色五輪(エコロジー五輪)」、「科学技術五輪」、「人文五輪(ヒューマニズム五輪)」のスローガンを充分に体現し、スポーツ競技の環境を浄化し、五輪競技をクリーンな競技、クリーンなスポーツとするために、北京五輪におけるドーピング検査を一層厳しいものにし、その検査回数をアテネ五輪時から25%以上増やすこととする。
中国オリンピック委員会、北京オリンピック組織委員会、北京オリンピック科学技術委員会は共同で、同展覧会を開催。北京体育大学で22日に開幕された。展示内容は、ドーピングの危害、アンチ・ドーピングの歴史などを含むものである。
この一連テーマの展覧会は、北京、香港、青島、武漢、上海の5都市で2007年1月から開催されている。この度、国家体育総局国家代表チームのアンチ・ドーピング教育を行う拠点である北京体育大学で開催された同展覧会は、プロのスポーツ選手およびスポーツ関係者を対象としている。
「人民網日本語版」2008年6月23日
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