中国代表の女子競歩選手、宋紅娟は先に行われた競技会外薬物検査の結果陽性と判定され、中国オリンピック委員会反ドーピング委員会は12日、国際陸上競技連盟の規則に基づき、出場停止4年の処分が下され、またドーピングに関わったとされる関係者についても、中国国内の規定に基づき処罰されると発表した。
2月24日、国際陸上競技連盟は北京で宋紅娟に対し競技会外薬物検査を実施、その結果、赤血球生成促進剤であるエリスロポエチン(EPO)測定において陽性と判定された。
中国オリンピック委員会反ドーピング委員会弁公室の袁虹主任によると、国際陸上競技連盟の規則に基づき、宋紅娟を出場停止4年の処分とし、また、国際陸上競技連盟が定める関係者の処罰規定により、今回のドーピングに関わったとされる関係者についても、国家体育総局が処罰の対象とする。
宋紅娟は今年24歳、アテネ五輪では女子競歩20キロメートルで14位、2007年の大阪世界陸上では同15位に入っている。
「人民網日本語版」2008年7月14日