北京市公安局は15日9時から、パトロールがおこなわれる三本の「治安防御ライン」を構築し始めた。他の省、直轄市と繋がる一本目の防御ラインに設置されるすべての検問所は、北京に入ろうとする車両に対して、セキュリティチェックを実施することになっている。
三本の治安防御ラインは数百カ所の検問所からなり、警察、武装警察、補助警察官、セキュリティ係員たちが参加する合同ワーキンググループがセキュリティチェックの任務を担当することになっている。一本目の防御ラインとは、外部の省、直轄市から北京に入る高速道路、道路、市、区(県)、郷、村の道路で治安検問所が設置される。北京首都国際空港にも検問所が設置され、セキュリティー検査設備を取り付け、往来する人員と貨物に対してセキュリティチェックを実施する。また、北京に入る重要な列車でも検査を実施する。
二本目の防御ラインとは、北京市の周辺部の門頭溝、房山、通州、順義、昌平、大興などの区、県から都市中心部に入るものや第五、六環状道路を通じて都市中心部に入る道路に検問所を設置する。
三本目の防御ラインとは、北京市中心部の八つの区における主要道路、連絡ルートおよび第二、四環状道路の交差点に検問所を設置する。北京に入る高速道路に設置される検問所と一本目の関連検問所は複式の検問所となり、二本目と三本目の防御ラインは動態的なパトロール防御・コントロールシステムを構築した。
「チャイナネット」 2008年7月15日 |