北京五輪メーンプレスセンターで6日午前、記者会見が開かれ、北京五輪開幕式の準備はすでに整ったことが報告され、北京オリンピック組織委員会開閉幕式業務部の張和平部長が開幕式の主な日程と流れを紹介した。
▽第一部:歓迎セレモニー、五輪旗掲揚、中国国旗入場、中国国歌の演奏に合わせて国旗掲揚。(14分)
▽ 第二部:演目名「麗しきオリンピック」。前半部分のテーマ「輝かしい文明」と後半部分のテーマ「黄金時代」で構成。(約1時間)
第二部では中華民族の悠久の歴史や、輝かしい文化、中国改革開放の成果と中国人民の精神を重点的に表現。
「世界の言語で中国のストーリーを解説」するという概念のもと、民族や時代の特色を色濃く紹介。中国独自の「絵巻物」を通じて、中国の美学とされる写意の精神をもって東洋文明の根底とし、きらびやかな色合いで現代中国の活気溢れる様子を表現し、創造性豊かな現代芸術を取り入れて開幕式に現代性と国際性の色を添える。
クライマックスでは3回のリハーサルでも公開されなかった開幕式のテーマ曲がついにお披露目。オリンピック組織委員会が5年かけて4回の選考を行い、厳しい審査を経て決定した曲だ。中国と英国の人気歌手、劉歓とサラ・ブライトマンがハーモニーを奏でる。
▽第三部:選手入場、北京オリンピック組織委員会会長あいさつ、国際オリンピック委員会会長あいさつ、中国国家主席による五輪開会宣言、五輪旗入場、五輪歌に合わせて五輪旗掲揚、選手代表宣誓、審判代表宣誓、平和のハトを放つ、聖火点灯。(約2時間半、うち選手入場が2時間程度)
選手入場の順番は205カ国・地域代表団の中国語(簡体字)の画数順。
※写意とは、写実に優れた西洋画とは異なり、心の内観が極意とする水墨画の画法。
「人民網日本語版」2008年8月7日 |