北京五輪メーンプレスセンターで6日午前、記者会見が開かれ、北京五輪開幕式の準備はすでに整ったことが報告され、北京オリンピック組織委員会開閉幕式業務部の張和平部長が開幕式の主な日程と流れを紹介した。
四川大地震は中国全国民にとって深刻な災難だった。この日の記者会見で「開幕式に震災復興の内容が盛り込まれるか?」という記者の質問に対し、張和平部長は「開幕式は祝賀の祭典であることを考え、こういった内容は盛り込まなかった」と答え、次のように続けた。
震災復興と被災地再建の過程で、中国国民は心を一つに、苦難に立ち向かい、中央指導者から一般市民に至るまで全員が団結の精神を体現した。この民族精神は開幕式に新たな魂を注入する役割を果たしたが、五輪開幕式はスポーツ競技を祝賀する祭典であるため、それ以上の内容を盛り込むべきではないし、その必要もない。開幕式の成功が民族精神を奮起させ、震災復興と被災地再建に役立つと信じて止まない。
また、開幕式の演目は写実ではなく中国の写意によって繰り広げ、具体的な偉人や特定の物事を直接的に称えるのではなく、文化の一部や現代ヒューマニズムの精神を集約して観客を魅了する予定だ。
「人民網日本語版」2008年8月7日 |