シンガポール国立大学東アジア研究所の鄭永年所長は12日「聯合早報」に寄せた文章の中で、オリンピックが中国に数多くのスポーツ以外の遺産を残すことになると述べた。「新華網」が伝えた。
この文章では主に次のように述べている。オリンピックは西洋に起源を持ち、西洋人もオリンピック精神を強調しているものの、中国人のようにスポーツイベントを神聖なものと見なす人は少ない。実際、中国はオリンピックを非常に神聖なものと見ているからこそ、申請時から多くの人がオリンピックが中国に巨大な変化をもたらすことを期待してきたのだ。
中国がWTOなどの国際組織への加入を申請したのはグローバリゼーションのためだが、それにより自身を変化させたように、オリンピック開催も国家の変化に大きなエネルギーを注ぎ込むための動力となる。こうした観点から見ると、オリンピックはスポーツイベントであるだけでなく、中国にスポーツ以外の多くの遺産も残すものだ。
「人民網日本語版」 2008年08月13日 |