米国競泳の24歳のエリック・シャントゥー選手は、米国競泳五輪選考会前に、自分がこう丸のガンを患っていることを知った。しかしシャントゥー選手はこのことを発表せず、五輪選考会に参加した。そして男子200メートル平泳ぎで、元世界記録の保有者ブレンダン・ハンセンを破って2位に入り、見事代表入りを果たした。
北京オリンピック200メートル平泳ぎの準決勝は、14日午前に国家水泳センター「水立方」で行われ、シャントゥー選手は、2分10秒10の6位で、決勝に進むことはかなわなかった。
シャントゥー選手はオリンピックに参加した理由について、「オリンピックは私の生涯の努力で、あとどのくらい生きられるか分からないが、ガンにかかっていることを知った日と、オリンピックの試合会場に立った日のことは永遠に忘れない」と話し、ガンだと分かった後、自分は北京に行くことを決めたと家族と医者に告げた。
オリンピックに参加している選手は、みんな自分の夢を持ち、それを実現するために努力している。シャントゥー選手の夢は、オリンピック競技場のスタート台に立つことだった。彼は夢をかなえ、自己ベストの成績を残した。
プールにシャントゥー選手が飛び込んだ瞬間、病魔に襲われた彼は一人のオリンピック選手になった。
「チャイナネット」2008年8月15日 |