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「性別判定」五輪史上初の性別判定センターを設置
発信時間: 2008-08-18 | チャイナネット

すべての選手が性別判定を受けなければならないのだろうか?何主任は「北京五輪は五輪委員会が受理した、疑わしいケースのみを判定する。主に女子選手のことだ。まず告発を受け、五輪委員会が受理した後、疑わしい選手への判定を行う。すべての選手を判定するのではない」と説明した。

今大会の性別判定では、性ホルモン異常に着目するほか、これを臨床、染色体、遺伝子などの検査手法と組み合わせて判定する。「発育異常への総合診断に専心する必要がある」。何主任によると人類の性別は表面上の単純な両性に限られず、男性と女性の間にもっと複雑な性別の状態がある。いわゆる「半陰陽」だ。性別のはっきりしない人に対しては、1つの検査方法だけでは不十分であり、検査結果は議論を巻き起こしやすい。

選手の性別判定では、まず外観の臨床判断を行う。次に、うがい水からDNA検査を行う。口腔内で剥離した細胞を集め、DNAを抽出して分析するのだ。遺伝子検査と同時に、血液サンプルから性ホルモンと染色体異常の検査も行う。判定結果は検査から7日目に発表される。

何主任は「わたしたちが行うのは医学的判定に過ぎない」と強調する。試合への参加の可否、またはすでに獲得したメダルを認めるか否かの最終的な判断は、IOCに委ねられる。

「人民網日本語版」 2008年08月18日

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