後半に突入した北京五輪。新華社電によると、インターネットにより、今回の盛大なスポーツ大会がネットユーザーに更に近い存在となった。「五輪ブログ」「五輪ポッドキャスト」「五輪拍客(写真やビデオの撮影愛好者)」「五輪掲示板」などの新たなネット用語が社会に浸透し、ネットを通じた情報が豊富に入手できるようになり、北京五輪に多くの交流の場をもたらすことになった。事前に行った調査において、「新メディアを通じて、五輪中継を見たい」と82%が答えている。世界最多のネットユーザーを有する中国では、数多くのネットユーザーのこの願いが、すでに実現したと言えよう。「東方網」が伝えた。
注目すべきは、国際オリンピック委員会(IOC)が認可した央視網(CCTV公式サイト)などのウェブサイトが、放映権を持つメディアとして、五輪の映像・音声報道を行っていることだ。これは、インターネットが初めて、従来のテレビなどのメfィアと同等の地位を築いたことの表れである。五輪選手が五輪期間中にブログを書くことをIOCは認めている。五輪選手がインターネットというプラットフォーム上で、これほど活発にネットユーザーと交流することは、かつて無かったことだ。
中国インターネット業界は、今までにない熱心さで、五輪を報道し、五輪に奉仕している。新華網は、史上最大規模の五輪報道チームを特別に結成し、五輪関連の豊富かつ多彩で全面的な報道を行っている。人民網、央視網、東方網、新浪、騰訊、網易などのウェブサイトはどれも、五輪関連サイトを開設している。中国政府のウェブサイトでは20項目以上を開設し、五輪マップ・競技日程・チケット販売などのネットサービス機能を持たせている。国際在線ウェブサイトの五輪関連リンクでは、世界各国に向け、30以上の言語で五輪競技の報道を提供している。新浪網のマルチメディア・メッセージ「彩信」(写メール)のブログでは、ユーザーは何処でも携帯電話を使って自分のブログを更新できるようになっている。
「人民網日本語版」 2008年08月20日 |