中国のインターネットメディアの特徴の一つとして、ユーザーにニュース情報を提供すると同時に、それらのニュースや社会情勢に対しユーザーが話し合う場を設けているところだ。読者投稿板、掲示板、ブログなど参加型の項目を開けば、ユーザーは関心のあるニュースに自分の意見を書き込むことが出来る。この点においては、膨大な紙媒体メディアや、幅広く生活に密着したテレビでさえも、その代替出来ない。
SIW(ハードウエア・モニタリングツール)、第3世代携帯電話方式(3G)の一つのTD-SCDMA、高解像度映像の放映、次世代インターネットIPv6による映像視聴機能、携帯電話テレビ・・・・・・とりわけ、WiFiや仮想私設網(VPN)形式の運用により、どの五輪競技会場からでも、記者がその報道を伝送することが出来るようになった。今回の五輪は、今までの五輪のワイヤレス、インターネット、ブロードバンドなどの技術を具備するだけでなく、更に先進的で、大規模で、応用が成熟した技術を導入している。中国が唱える五輪理念である「平和、友好、進歩」の宗旨とフェアプレイのスポーツマンシップは、インターネットを通じて、各国・各民族に幅広く伝えられている。
インターネットにより五輪は時空を越えた。今回の北京五輪期間、インターネットが発揮する役割は大きい。五輪史上、インターネットを通じて選手と一般ユーザーの距離が今回ほど近くなった例はない。IOCロゲ会長は14日、北京五輪メーンプレスセンターを参観した際、「新華網にアクセスすれば、最新のニュースや金メダル速報、五輪の見どころなど全ての情報が得られる」と述べている。IOCの最高地位にある人物が、公の場で、中国インターネットメディアの五輪に対する報道を肯定したのは、これが初めてだ。中国のインターネットメディアに関わる全てのスタッフにとって、五輪に貢献した甲斐があったというものだろう。
「人民網日本語版」 2008年08月20日 |