北京パラリンピック期間(9月6日~20日)において、盲導犬による引導が必要な視覚障がい者は盲導犬を伴ってが公共交通機関に乗車することができるようになった。北京公共交通集団は3日、「パラリンピック期間の公共交通機関サービス業務に関する要求(以下、サービス要求と略称)」を発布し、盲導犬が公共交通機関に乗車できるといった項目のほか、乗務員は、視覚障がい者を見かけた際には、自主的に乗・下車時の手助けを行わなければならないと規定した。「京華時報」が伝えた。
「サービス要求」では特に、乗務員は、視覚障がい者が盲導犬を伴って乗車しようとしているのを見かけた際には、車両内の乗客に事前説明を行わなければならないと定めている。盲導犬が乗車した後に、乗務員は視覚障がい者の乗車を助けてから、盲導犬の場所を確保する。視覚障がい者の乗客および盲導犬は、なるべく車両前方に誘導する。車両内の乗客が盲導犬を怖がるようであれば、乗務員は自主的に盲導犬の側に立ち、危害を加えないことを説明する。
盲導犬は厳格な訓練を経た、人の役に立つ作業犬の一種。彼らは視覚障がい者を安全かつ快適に誘導し、障害物などにより、迂回するする必要のある場合、それを主人に知らせ、危険を避ける役割を果たす。盲導犬は温厚な性質で、いつでも立ち上がって、主人の乗車を助け、通りすがりの通行人からの接触に一切応じず、また、周囲の人に危害を加えることはしない。ひよこや猫などの小動物がいても、盲導犬は噛んだりせず、人に危害を加えることはない。
「人民網日本語版」 2008年09月04日
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