中国文化を肌で感じる

シュミッド選手

「スポーツは自分の生活に多くの楽しみや達成感をもたらした」と話すシュミッド選手は、車いす陸上100メートルと200メートルで、ヨーロッパ記録を持っている。選手村の完璧なバリアフリー施設や、ボランティアの行届いたサービスに非常に満足しているというシュミッド選手は、今回のパラリンピックでメダルを手にするのが目標だという。

ガイドの説明を聞きながら記念写真を撮っていたのは、車いすテニスのシューマッハ選手だ。中国の歴史と文化が好きだというシューマッハ選手は、定陵ではまるで漢学者のように、同行の人たちにいろいろ教えていた。

 シューマッハ選手

約10人の車いすの選手は、安全のために地下宮殿には降りなかった。しかし選手たちはここに来ることができただけでうれしく、地下宮殿に入らなくても、中国の古代遺跡の魅力を感じることができたと、買ったばかりの記念の帽子をかぶって写真に収まった。