14日10時ごろ拍手とシャッターの音が鳴り響く中で、温家宝総理が人民大会堂の3階にある「金色ホール」に現れた。
ある記者が小さな声で「総理の通訳が変わった」と言うと、みんなはその記者の視線の先を見た。すると総理の左側に座っている通訳は費勝潮さんではなく、美人の通訳者だった。
2時間余りの記者会見中、通訳を務めた女性は緊張のためか、総理の話が終わらないうちに通訳する場面が2度あった。
記者会見終了後、「全体的にみて彼女の通訳はよかった」と話すのは、全国人民代表大会(全人代)外事委員会のある役人だ。今回、通訳を担当したのは、外交部翻訳室英語部副部長の張璐さん。外交学院を卒業し、通訳の経験は豊富でハイレベルだという。
ここ7年間の総理の記者会見の資料を見ると、2006年から2009年まで総理の通訳を担当したのは費勝潮さんで、それまでの2年間、女性の通訳者は補佐として総理の記者会見に出席していた。今回の張璐さんの登場は、ここ5年で初めての女性通訳者だ。
ネット利用者の中でも張璐さんは人気があり、「雰囲気も非常によく、ファッションも上品、ヘアスタイルは超いい」とほめるネット利用者もいる。
「チャイナネット」 2010年3月15日