14日、アイスランドの火山噴火で噴出した火山灰が北西から来た風に吹かれ、南東方向へ移動しつつある。16日、欧州地域の大半の空が火山灰に覆われ、数多くの航空便が休航している。
イギリス、フランス、ポーランド、フィンランド、オランダやチェコなどはいち早く航空管制を実施したが、16日、一部の国も飛行禁止と空港閉鎖を発表した。EASA・欧州航空安全局は、「16日、欧州の6割以上の航空便が欠航、休航した」とし、IATA・国際航空運輸協会も、休航で航空会社は一日1億5000万ユーロの損失を蒙っていると見込んでいる。
16日夜、ドイツでは、ミュンヘン空港も閉鎖を発表したことで、フランクフルト、ベルリン、ケルン、ハンブルクなど16ヶ所の国際空港はすべて使用停止になった。ドイツ航空安全局は、「ドイツの航空管制は短くても17日午後2時まで続く」と発表しました。そのほか、オーストリア、ハンガリー、スイスなども飛行禁止を始めた。
ブルガリア、ロシアなどはまだ火山灰に見舞われていないが、欧州諸国が飛行禁止を実施したため航空運輸が大きな影響を受けている。