国際熱核融合実験炉のイメージ図
この非常に巨大な計画は、世界最大の国際大科学プロジェクトとなり、イーターには世界の磁気閉じこめ核融合の主な科学と技術効果が集まり、2008年から、フランスのカダラッシュにイーターを建設するプロジェクトが始まった。このプロジェクトは30年で完了する予想で、はじめの10年は前期プロジェクト、後の20年は試験運営期間となる。
予算は総額100億ユーロで、うち40%をEUが負担し、残りは6方面が9%ずつを負担する。今回の第6回理事会はイーターのもっとも基本的な計画基準を審議するのが目的で、イーター計画の進度、費用、技術規格、プロジェクト管理を含むいくつかの文書の最終的な審査を行い、フランス南部都市でのイーター建設を開始することになる。
16日の会議の開幕式で、中国科学技術部の万鋼部長は、「中国はこれまで通りイーター事業を支持し、中国側のイーター計画における各承諾と義務を履行する。イーターが実験を終え人々の生活に実用化され、最初の効果が現れるのは、20から30年後になるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月17日