資料写真
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チョモランマ登山の難所として知られる「ヒラリーステップ」が崩壊していたことが、登山家の話で明らかになった。登頂がさらに危険になる可能性がある。BBCが伝えた。
登山家たちは、2015年のネパール大地震が崩壊の原因かもしれないと話した。ヒラリーステップはチョモランマ登頂の最後の難関で、頂上近くの南東の尾根にある、高さ12メートルのほぼ垂直の壁だ。1953年に初登頂に成功したニュージーランドの登山家、サー・エドモンド・ヒラリーの名前から名付けられた。
英国の登山家、ティム・モーズデール氏が今月12日にチョモランマ登頂に成功した後、自身のフェイスブックページでヒラリーステップの現状を発表した。「ヒラリーステップは存在しなくなった」「大きな岩が左と右に一つずつあり、登る際に厄介になるだろう」
昨年5月には、アメリカ・ヒマラヤ財団がヒラリーステップの形が変化した様子を写した写真を投稿していた。モーズデール氏はフェイスブックで「昨年は大雪で、なくなっているか判断できなかった」「しかし今年は、このヒラリーステップと呼ばれる岩の塊が存在しないと確認できた」と投稿した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月23日