退役女性兵士、実家で村人の脱貧困をけん引

退役女性兵士、実家で村人の脱貧困をけん引。取材当日の4月28日、甘粛省政府は景泰県の貧困県指定取り消しを批准した。そのころ、景泰県寺灘郷の畑は活況を呈していた。長年に渡り荒れ果てていた乾燥した土地が、再び賑やかな農作業シーズンを迎えた…

タグ:甘粛省 貧困脱却 伝統 所得増

発信時間:2019-06-05 11:05:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 


甘粛省白銀市景泰県寺灘郷は、黄土高原とトングリ砂漠の過渡地帯に位置する。乾燥し、通年の降水量は200ミリ未満で、土地が痩せている。栽培の見返りが少ないため、現地の労働力のほとんどが出稼ぎを選択し、乾燥した広い土地が荒れ果てている。この土地は今や再び活力を取り戻し、現地の伝統的な「和尚頭」小麦、自主開発した「小金瓜」カボチャ、外部から導入した食用油用牡丹などの作物が、この痩せた土地に根を下ろし芽を出している。


兵役に5年従事し2008年に実家に帰ってきた翟さんは、依然として貧しい光景を目の当たりにした。乾燥した土地は荒れ果て、働き盛りの村人が次々と出稼ぎに行き、多くの女性と子供が家を守っていた。それから多くの障害者による貧困家庭があった。彼女は人々を率いて共に富を築くことを決意した。食糧の購入・販売、野菜の栽培、牧畜業、労働力の派遣などを試みた彼女は羊の飼育により、2010年になり人生初の資金を手にした。翟さんと夫は直ちに景泰一豊養殖専業合作社を設立し、現地の貧困家庭の村人を招き、「合作社+農家」により周辺の村人の貧困脱却と富の蓄積をけん引した。現在まで周辺の439世帯(122の登録貧困世帯、68の重度貧困世帯が含まれる)が合作社に入り、脱貧困で協力している。


翟さんは2016年に合作社を率いて土地資源を統合し、5500ムーの乾燥した土地を利用し集約化生産を行い、放置された土地を効果的に改善・利用・開発した。翟さんはその後、関連部門の専門家・教授と積極的に交流し、学習した。大胆に革新に取り組み、自然資源を合理的に利用し、乾燥した土地の林業・農業融合を行った。現地の伝統的な栽培の歴史を変え、「合作社+家庭農場+農家」の発展モデルに取り組んだ。合作社は栽培構造を統一的に計画し、種、フィルター、実用技術を無償提供している。また一部の貧困世帯に耕作地を無償提供している。小金瓜の栽培面積は1200ムー、雑穀は1000ムー、中国医薬の原材料は840ムー。技術の統一、世帯別管理、統一的な販売を行っている。


合作社が2018年に伝統的な販売モデルを変え、小金瓜をスーパーに進出させると、供給が追いつかなくなった。荒れ地の農産物の新たな販売ルートを切り開いた。中国赤十字会は合作社とECサイトを結びつけ、宣伝を強化している。需要があるスーパーは合作社と2019年の供給契約を結んでいる。今後産業チェーンを形成し、農家の所得増を促すためさらなる保障を提供した。

 

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