仕事をしているうちに熟練度が上がり、張さんも自信を深めた。「テレビの感染状況を目にし、私と妻は心を痛めた。医療従事者が前線に立っているのだから、私たち一般人も何かをしなければならない。外出を控える以外に、私たちは志願者になり人々のためにマスクを生産しようと思った」
「35分毎に1600枚生産し、12時間で2万8800枚生産する」志願者の孫剣さん(48)は、仕事をしながら心の中で計算した。一晩に渡る戦いのなか、彼が視覚障害者であることに注意する人はほとんどいなかった。