マスク工場で志願者になる上海人たち

    12時間後、20人の志願者「アルバイター」は工場に30万枚のマスクを渡した。美迪康のマスク生産量は現在、1日あたり100万枚を超える。

    これは昼夜を分かたぬ志願活動だった。朝7時になると、マスクの生産ラインは新たな「作業員」を迎えた。マスクの供給を確保するため、美迪康は春節期間中に24時間連続で生産を維持した。松江区車墩鎮は機関党員幹部志願者、都市管理中隊志願者、鎮所属経済企業従業員志願者を集め、現場に派遣した。「アルバイター」のバトンは、党員幹部、企業職員、一部の志願者家族など、上海の隅々にまで行き渡った。

    上海人は「最も死を恐れる」と言われるが、実際には小さな事には慎重になり、大きな事に当たっては正義のために命を投げ捨てる。これこそがなすべきことをわきまえる上海人の有様だ。

 「中国網日本語版（チャイナネット）」　2020年2月4日