中国共産党第17回全国代表大会プレスセンターは今日(17日)午後15時、メディアセンターで記者会見を行ない、中国共産党中央組織部の欧陽淞副部長が中国共産党建設と幹部陣整備の状況を紹介し、記者の質問に答えた。
政治局委員、第17期中央委員会第1回全体会議の選挙で選ばれる
欧陽淞副部長によると、第17期中央委員会と委員候補は、「十七大」に参加する代表と特別招待代表によって、大会が採択する選挙の方法に基づき、無記名投票式選挙によって選ばれる。中央委員会と委員候補の場合、差額選挙を行い、差額数も選挙の方法によって決められる。
最も世間に注目されている第17期中央政治局委員は党の第17期中央委員会第1回全体会議で、中央委員会の無記名投票式選挙により選ばれる。
人事制度を改革 幹部選抜における「公信度」を高める
「公信度(公衆による信頼性)」の向上は「十七大」報告案の中の、幹部の選抜・任用における新しい目標の1つである。
ここ数年、党中央は幹部選抜・任用の際の「公信度」向上を高度に重視している。「公信度」という表現が用いられたのは初めてであるが、この方面の仕事は早くから行われており、一連の有効な措置が取られている。それには主に、民主的推薦、民主的評価、民意調査、実績分析、考査の拡大、就任前の公示などの方法があり、幹部選抜の基準や条件、幹部選抜の手続き、幹部任用の流れなどの透明性の向上に大きな役割を果たしている。
昨年から今年上半期にかけて展開されている地方党委員会メンバー交代の際の幹部考察において、市クラスで幹部推薦に関する会議に出席したひとの数は9.4万人以上で、個別相談を受けた人の数は5.6万人を上回り、幹部の選抜・任用における人々の知る権利、参与する権力、選択の権利及び監督権が尊重され、これにより、数多くの才徳兼備かつ突出した実績を持つ幹部がリーダーのポストについた。