中国共産党中央の決定
中国共産党第16期第6回中央全体会議で、中国共産党第17回全国代表大会(以下「第17回党大会」と略称)を2007年下半期に北京で開催することが決定された。中国共産党中央は『第17回党大会代表の選出に関する通知』を公布し、出席代表の選出について全面的に配置した。代表の選出は6月末までに完了する…
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代表となるための基準
第17回党大会代表が備えるべき条件
1 党の規約を模範的に遵守、貫徹し、共産主義の遠大な理想と中国の特色ある社会主義に対する確固たる信念を有し、共産党員としての先進性を保持し体現する。
2 党の路線・方針・政策を断固として実行し、中央の指示を正確に理解して真摯に実行する。
3 率先して社会主義の栄辱観を実践し、職務を敬して勤勉である。
4 大衆と密接な関係を維持し、大衆に擁護され、議事を図る能力があること…
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構成比率にはどのような具体的要求があるのか?
各省、自治区、直轄市の代表に指導幹部の比率は70%以下、生産第一線党員は30%以上、そのうち労働者、農民、専門技術者党員の比率を相応に向上させる。 女性と少数民族代表が占める比率は、当該地区の女性党員、少数民族党員がそれぞれ占める比率より高くしなければならない。 新しい経済組織、新しい社会組織から適切な人数の代表を参加させなければならない…
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代表の選出

問:第17回党大会に出席する代表の選出はどのようなプロセスを経るのか?

答:全党7000余万の党員の中から、2220名の出席代表を選出するためには、各級と各類の党組織の党員全体が参加する必要がある。これを完遂するには、代表についての基準と条件を明確にすることが必要なばかりではなく、科学的かつ厳密な選出手順も必要である。したがって、「通知」は代表の選出手順を明確に規定しており、具体的には以下5段階の手順を包括している。

 推薦指名。代表候補者の推薦指名は末端組織から始め、全ての末端組織の党員が参加する。広い範囲に選出活動を浸透させ、末端組織の党員の参与率を保証する。上層部と末端組織が繰り返して討議し、多数党組織或いは多数党員の意見に基づき、代表候補者の推薦人選を確定する。県(市)と地(市)党委員会が上級組織に報告した推薦人選は全委員会の討論によって決定する。代表候補者の初歩的な人選名簿は、選出単位の党常務委員会の討論によって確定する。

2 組織考察。代表が具備するべき条件に基づき、代表候補者初歩人選考察対象に対して考察を行なう。考察時には、考察予告をしなければならない。すべての考察対象に対する所属単位党組織及び紀律検査、監察機関の意見を求めなければならない。

3 代表候補者初歩人選の確定及び公示。本選出単位の代表定数(差額数を含む)と代表条件、構造要求及び考察状況に基づいて、党の常務委員会が代表候補者初歩人選名簿を検討、作成すると同時に、これを選出単位範囲内に適切な方式で公示する。代表候補者初歩人選名簿を確定する前に、同級の紀律検査機関の意見を求めなければならない。

4 代表候補者予備人選の確定。党の委員会全体会議を召集し、代表候補者予備人選を確定すると同時に、規定時間に基づいて中央組織部に報告し初歩審査を行う。省、自治区、直轄市の全委員会を招集する前に、民主党派、工商業連合会、無党派の人士に連絡し意見を聴取しなければならない。

5 代表選出。党代表大会或いは党代表会議を召集し、差額選出により第17回党大会の出席代表を選出する。

党の第17回全国代表大会の召集前に、第17回党大会代表資格審査委員会が代表に対して資格審査を実施する。

「チャイナネット」資料2007年6月

 

代表の定数と配分
第17回党大会代表の定数は?
定数をどのように配分するのか?
選出単位はどのようにして画定するのか?

  豆知識アンケート  
今大会の代表選出に関する新しい措置
第一に差額選出の比率が拡大し、選出単位が党代表会議を招集して正式に選出を行い、代表候補者人数は一般的に選出定数より15%以上多く、差額比率は第16回党大会より5%増えており、選択範囲がさらに拡大され、さらに優秀な党員を選択できるようになっている。 第二に県クラスと地市(省と県の間にある行政単位)クラスの党委員会が上級報告した推薦代表候補者の人選に関する決定は、過去の常務委員会の討論決定から常務委員会が指名し、委員会全体会議で討論決定する方式に改められる。 第三に代表候補者の初歩人選に対して考察予告を実施する。選出単位は代表候補者を当該選出単位範囲内に適切な方法で公示し、広範に意見を聴取する。 第四に各省、自治区、直轄市は代表候補者を確定する前に、民主党派、工商業連合会、無党派人士に報告し意見を聴取する。 第五に生産の第一線で働く代表の比率の向上。中央直属機関、中央国家機関は同比率を維持する以外、その他の選出単位の生産第一線代表の比率は、一般に第16回党大会に比して5ポイント向上する。 第六は代表選出についての報道の強化…
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これまでの全国代表大会一覧

会議 時日 場所 参会人数
第1回 1921年7月23~31日 上海―湖南 13人が出席    全国50余人の党員を代表
第2回 1922年7月16~23日 上海 12人が出席    全国195人の党員を代表
第3回 1923年6月12~20日 広州 約40人が出席    全国420人の党員を代表
第4回 1925年1月11~22日 上海 20人が出席    全国994人の党員を代表
第5回 1927年4月27日~5月9日 武漢 82人が出席    全国5万7967人の党員を代表
第6回 1928年6月18日~7月11日 モスクワ 142人が出席    うち表決権のある党員は84人
第7回 1945年4月23日~6月11日 陝西省 延安 楊家嶺 755人が出席 うち代表547人 代表候補208人 全国121万人の党員を代表
第8回 1956年9月15~27日 北京 1026人が出席 全国1073万人の党員を代表
第9回 1969年4月1~24日 北京 1512人が出席 全国2200万人の党員を代表
第10回 1973年8月24~28日 北京 1249人が出席 全国2800万人の党員を代表
第11回 1977年8月12~18日 北京 1510人が出席 全国3500万人の党員を代表
第12回 1982年9月1~11日 北京 1545人の代表と149人の代表候補が出席 全国3965万人余りの党員を代表
第13回 1987年10月25日~11月1日 北京 1936人が出席 特別招請代表61人 全国4600余万人の党員を代表
第14回 1992年10月12~18日 北京 2000人が出席 全国5100余万人の党員を代表
第15回 1997年9月12~18日 北京 2074人が出席 全国5900余万人の党員を代表
第16回 2002年11月8~14日 北京 2120人が出席
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