17. 審判権、執行権の分立を推し進める
司法体制を完備し、審判権と執行権の分立の体制改革試行を推し進める。
18. 立案審査制を立案登記制に変える
法律所の案件受理制度を改革し、立案審査制を立案登記制に変え、人民裁判所が法に則って受理すべき案件に対し、事件があれば対応し、訴訟があれば扱い、当事者の訴権を保障する。
19. 世論が司法の公正に影響しないようにする
人民監督員制度を完備し、検察機関による職務犯罪の立件、拘留、財産差押え、起訴などの法執行活動を主に監督する。司法機関は社会の関心にすぐに応えなければいけない。メディアによる事件報道を規範化し、世論が司法の公正に影響しないようにする。
20. 供述の強要と違法な証拠集めの防止を強化する
身柄を拘束する司法措置と偵察手段の司法監督を整備し、供述の強要と違法な証拠集めの防止を強化し、冤罪・でっち上げ事件を防止し、迅速にメカニズムを正す。
21.司法関連の違法行為の処罰を断固として行なう
司法職員と当事者、弁護士、特別関係者、仲介組織の接触、交流を法に則って規範化する。司法職員が個人的に当事者や弁護士と接触する、情報を漏らす、事件を探る、食事の接待を受ける、財産を受け取る、弁護士に代理・弁護業務を紹介するなどの違法・違反行為を厳格に禁止し、司法の仲介行為の処罰を断固として行い、利益の仲介を防止する。
22.健全な社会矛盾予防メカニズムを構築する
健全な社会矛盾予防メカニズム、利益表現メカニズム、協商・交流メカニズム、救済・支援メカニズムを構築し、集団利益の協調、権利保障の法手段をスムーズにする。投書陳情処理を法治化に導入し、合理的・合法的な要求を法律と手順に則り合理的・合法的な結果を出す。
23.裁判官・検察官の段階的な選択制度を構築する
初任の裁判官と検察官は高等裁判所、省級人民検察所が統一して採用し、一律して末端の裁判所、検察所で任務に当たる。上級人民裁判所、人民検察所の裁判官と検察官は一般的に1つ下のクラスの人民裁判所、人民検察所の優秀な裁判官と検察官から選ばれる。
24.政法委員会は長期続けなければいけない
政法委員会は党委員会が指導する政治・法律活動の組織形式であり、長期続けなければいけない。
25.党の紀律が国の法律よりもっと厳格
各級組織と党員幹部は国の法律を守るだけでなく、党の紀律に基づきもっと高い基準で自分に厳しくし、理想と信念を堅く持ち、宗旨を執行し、違法行為や紀律を乱す行為と闘争しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年10月29日