北京市環境保護局が発表した情報によると、北京の環境保護部門は今年3月に「北京市大気汚染防止条例」が施行されてから、9つの大気汚染特別法執行キャンペーンを実施しており、合計で1006件の環境保護違法行為を取り締まり、2000万元超の罰金を科した。
北京は持続的な煙霧に見舞われている。北京は冬の暖房の期間に入っており、石炭燃焼による汚染物質排出量が増えるという季節的な特徴がある。いかに冬の「煙霧対策」を実施するべきだろうか?北京の今冬の取り組みと効果が、再び人々の注目を集めている。
北京市環境保護局の関係者は、「暖房期間に、北京の環境保護部門は石炭燃焼ボイラーの汚染物質排出を重点的に観察し、脱硫、粉塵除去、脱硝などの環境保護施設が正常に稼働しているか、脱硫剤を適時投入しているか、ボイラーおよび環境保護施設が同時に稼働・停止しているか、汚染物質が排出基準を満たしているかなどを重点的に検査する。汚染物質の基準超過、設備の異常な稼働、自動観測データの虚偽の報告といった違法行為を厳しく取り締まる。違法行為が期日後も改善されなかった場合、もしくは十分に改善されなかった場合、『北京市大気汚染防止条例』に基づき処罰を追加し、情報を開示する」と述べた。
今年3月に入り、「史上最も厳しい防止条例」と称されている「北京市大気汚染防止条例」が正式に施行されてからも、北京は大気・環境汚染の違法行為の取り締まりを拡大し続けている。北京全市の環境保護部門は10月末までに、各種汚染源部門を延べ約5万2000社検査した。環境違法行為を2195件処罰し、罰金は6455万5000元に達した。そのうち大気・環境類の違法行為は1325件、罰金は2967万7500元で、それぞれ全体の60.4%・46.0%を占めた。そのうち「北京市大気汚染防止条例」に基づく処罰は936件、罰金は2077万6700元。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年12月2日