各地は一帯一路の建設計画を立て、鉄道・道路・航空などのインフラ整備を突破口とした。特に寧夏回族自治区は「陸上・ネット上・空のシルクロードの建設を加速する」とし、今年中に中国・アラブ諸国シルクロードの建設を全面的に開始し、中国・アラブ諸国のネット上の貿易ルートを構築し、双方のエネルギー、農業、科学技術、教育、医療などの協力と交流をけん引するという計画を打ち出した。
各地が一帯一路戦略により、企業の海外進出を促進しようとしている。上海市は、一帯一路戦略を積極的に実行に移し、世界の投資・貿易ネットワークを拡張し、企業の海外進出の加速を支持するとした。福建省は一帯一路に積極的に参与し、ASEANとの貿易総額を3.3%増、対ASEAN投資額を93.7%増にするとした。江蘇省もレール交通や電力設備などの得意とする業界と企業の海外進出を支持する。
一帯一路の範囲内の重要エリア以外の省も、同戦略に意欲を示している。例えば河北省は、国家の一帯一路戦略を利用し、比較優位を発揮し、鋼鉄、コンクリート、ガラスなどの得意とする産業の海外進出を促し、先進技術の協力を展開するとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月12日