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近年来、国は貧困地区義務教育プロジェクト、農村小中学校の老朽・危険校舎改造プロジェクト、西部地区の「両基」(9年制義務教育を基本的に普及し、青壮年非識字者を基本的になくす)難関突破計画などのプロジェクトを相次ぎ実施し、中央財政は前後して290余億元を投入し、民族地区の教学条件が大幅に改善された。現在、全国に民族小学校が2万906校あり、民族中学・高校が3536校ある。その他の各レベル、各種類の学校もすべて少数民族の学生を募集し、また一定の優遇策を実行している。2004年、国は西部の農村地区から「両免一補」(雑費と教科書代の免除および寄宿生活費の補助)の政策を実施し始め、ほとんどの少数民族学生が恩恵を受けている。2006年から、まず最初に西部で農村義務教育経費保障メカニズム改革が実施されている。国は極めて困難な民族と地区に対して、特別支出金を設置し補助している。例えば、毎年1億2000万元の資金を拠出し、チベットの農牧区の小中学校に対し「食費、寮費、学費無料」の三無料政策をとっている。2008年末現在、民族地区で「両基」の目標を実現した県はすでに674県に達し、全体の96.6%を占めている。
各民族間の理解や交流を深め、平等、団結、協力、調和のとれた民族関係を発展させ、各民族の共同発展を促進するため、多年来、中国政府は民族地区で「双語」教学を推し進めることに力を入れている。2007年現在、全国の合わせて1万校以上の学校が21民族の29種の文字を用いて「双語」教学を展開しており、在校生は600万人以上に達している。
国は西部の大学への一対一の支援を展開する、地方と協力して民族地区の大学を共同で構築する、特色のある学科と学位の建設を強化する、学生募集の規模を拡大するなどの措置を通じて、民族地区の大学教育の発展をサポートしている。現在、民族地区にはすでに一般大学が167校あり、大学の専任教師は7万7000人おり、在校生は123万5000人いる。国は民族地区の職業教育の発展を強力に支持している。2008年、中央政府は5自治区に8億2700万元を投入し、県クラスの職業教育センターとモデルとなる中等職業学校を83校、職業学校の実習・訓練基地を145カ所、国際的なモデルとなる高等職業学校を10校建設することを支持した。5自治区の中等職業学校の学生に支給した国家奨学金は9億7400万元に達し、在校生の90%を占める83万人以上を支援した。
60年の努力を経て、民族地区の教育事業は長足な発展をとげた。2008年末現在、全国各クラス・各種類の学校の少数民族在校生の総数は2199万6000人に達している。そのうち、一般小学校の少数民族在校生は1070万8000人であり、学生総数の10.4%を占める。一般中学・高校の少数民族在校生は680万2000人であり、学生総数の8.5%を占める。一般大学の少数民族在校生は133万9000人で、学生総数の6.2%を占める。少数民族大衆の総体的な文化教養が著しく高められた。2000年の第5回国勢調査によると、朝鮮族、満州族、蒙古族、カザフ族など14少数民族が教育を受ける年数は全国平均レベルより高くなっている。現在、55の少数民族にはいずれにも自民族の大学生がおり、ウイグル族、回族、朝鮮族、ナーシー族など十数の少数民族の1万人当たりの大学生数はすでに全国の平均レベルを超えている。
少数民族の文化遺産を緊急保護する
少数民族古典籍の発掘や整理、保護を行うため、国は全国少数民族古典籍整理出版企画グループと弁公室を設立した。2008年末現在、すでに少数民族の古典籍を数百万種収集し、11万余種を整理した。『国家貴重古典籍目録』の第1、第2陣はすでに少数民族古典籍377種を収録し、中国民族図書館などの5機関は第1、第2陣の全国古典籍重点保護部門に組み入れられた。そのうち、ナーシー族のトンパ古典籍文献はすでにユネスコの「世界記憶遺産」リストに組み入れられた。中国政府は専門機構を設けて、「ゲサル」(チベット族)、「ジャンゲル」(蒙古族)、「マナス」(キルギス族)という少数民族の英雄を讃える三大叙事詩に対し、収集・整理・翻訳などにおいて大きな成果を上げた。近年来、国は巨額の資金を拠出し、『中華大蔵経』計150冊の校勘、出版を支援した。
20世紀50年代から、国は3000余人の専門家と学者を組織して、30年間以上かけて、『中国の少数民族』、『中国少数民族略史叢書』、『中国少数民族言語簡誌叢書』、『中国少数民族自治地方概況叢書』、『中国少数民族社会歴史調査資料叢刊』など5種類の少数民族叢書の編集・出版の作業を完成した。叢書は全403冊、1億余字に達し、計50余万部を発行した。近年来、国はまたこの5種類の少数民族叢書に対し改訂と増刷を行った。20世紀50年代から現在までに、国は民族民間文芸資源に対し大々的な調査、発掘、緊急保護、整理作業を3回組織して展開した。また10余万人を組織し動員し、30年間かけて国家の哲学社会科学計画の重大課題である『十部民族民間文芸集成志書』を完成させ、298巻を出版し、全部で450冊、字数は約5億字にのぼる。その他、国家的な芸術学である少数民族の各種芸術理論著作108種、約2500万字を集め完成させた。
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