中国の民族政策と各民族の共同繁栄と発展

六、少数民族文化を保護し発展させる


少数民族の文芸家が輩出し、文学の創作活動が日増しに盛んになっている。全国の5自治区と雲南、貴州、吉林などの省には24校の大学と中等の芸術学校が設けられ、少数民族の芸術家を専門に養成している。中国作家協会の少数民族会員はすでに10%を超え、600人近くになった。多くの優秀な少数民族文芸家や、少数民族をテーマにした優秀な映画や歌舞が頭角を現し、少数民族歌舞は中国全土いたるところに伝わり、国内外に大きな影響を与えている。法規により4年ごと開催される全国少数民族文芸公演はすでに3回行われ、5年ごとに開催される全国少数民族伝統スポーツ運動会は8回開催された。少数民族をテーマとする優秀な映画・テレビドラマ・文化作品などの「駿馬賞」を定期的に審査し選出する、さまざまな少数民族歌舞コンクールを行う、中央テレビ局の春節聯歓晩会(新年交歓の夕べ)で少数民族の演目を出すなどの活動を通じて、少数民族の文化芸術の優れた創作と各民族の文化交流を推し進めている。

民族医薬事業の発展を支える

民族医薬は中華医薬学の宝庫の重要な構成部分である。発掘・整理・研究・普及を経て、中国の55の少数民族中35の民族が自民族の医学資料を発掘・整理し、民族医薬が幅広く開発・活用されている。1992年、国は蒙古薬、チベット薬、ウイグル薬の調剤センターを設立し、伝統医薬を近代的な開発・製造技術と結び付け、十数種の調合薬、百種を数える蒙古薬、チベット薬、ウイグル薬を生産してきた。全国には、県クラス以上の民族医薬研究機関が35カ所あり、研究者は1500人近くいる。国の指導・組織の下で、『中華本草』のチベット、蒙古、ウイグル、タイの4種の民族薬巻が編纂された。全書はチべット薬396種、蒙古薬422種、ウイグル薬423種、タイ薬400種を収録し、高い科学性と権威性を備えている。

国は民族医薬機構の建設に力を入れている。2008年末現在で、15民族が自民族の医薬を配備した病院を設置し、全国には民族医薬病院が191カ所あり、ベッド数が8694となった。そのうち、チベット医薬病院は70、蒙古医薬病院は51、ウイグル医薬病院は39、タイ族、朝鮮族、チワン族、ミャオ族、ヤオ族などの民族医薬病院は31である。2006年から、国はチベット族、蒙古族、ウイグル族、タイ族、朝鮮族、チワン族、ミャオ族、トゥチャ族の8種の民族医薬を含む10カ所の民族医薬病院の建設に重点を置き、民族医療全体のレベルの引き上げに力を入れて取り組んでいる。

国は14校の教育機関で民族医薬専門教育を展開し、大々的に民族医薬人材を養成している。そのうち、民族医薬大学は5カ所、中等民族医薬学校は4カ所、民族医薬の専攻学科を設けた非民族医薬大学が5カ所ある。今、全国の民族医薬大学・中等学校に約1万7000人の在校生がおり、卒業生は3964人である。チベット族、蒙古族、ウイグル族、タイ族、朝鮮族、チワン族など6種の民族医師が国家医師資格試験で認定されるようになり、民族医薬専門家が1万人以上となり、各民族の健康レベルの引き上げに重要な役割を果たしている。

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