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20世紀80年代以降、国は巨額の資金を投入してチベット・ラサの哲蚌寺(デプン寺)、色拉寺(セラ寺)、甘丹寺(カンデン寺)、青海の塔爾寺(タール寺)、新疆の克孜爾(ギジル)千仏洞など一連の全国重点文物保護単位に対し修繕を行った。1989年から1994年にかけて、国はまた5500万元と1000キロの金、大量の銀などの貴重な物資を拠出し、ポタラ宮に大規模な修復を施した。2001年から、さらに特別支出金3億8000万元を拠出し、ポタラ宮、羅布林卡(ノルブリンカ)、薩迦寺(サキャ寺)の三大文物古跡を修復した。「十一五」時期(2006~
2010年)に国は特別支出金5億7000万元を拠出し、チベットの22の重点文化財の修復・保護に使っている。2005年以来、国は特別支出金4億元を拠出し、「十一五」時期に新疆の20余の全国重点文物保護単位、旧跡に対し保護を実施している。現在、民族自治地方には全国重点文物保護単位が366あり、世界文化遺産としてはラサのポタラ宮歴史建築群と麗江古城の2つがあり、世界自然遺産には九寨溝、黄竜景勝地、三江並流(怒江、瀾滄江、金沙江が合流する一帯の景観)の自然景観の3つがある。
国は少数民族無形文化遺産の保護を重視している。2002年から現在まで、中央財政が無形文化遺産の保護に投入した経費は累計3億8600万元に達し、その4分の1は民族地区に使われている。国務院が2回公布した国家クラス無形文化遺産リストの1028項目中には、少数民族項目が367あり、全体の35.7%を占めている。55の少数民族にはいずれもリストに組み入れられたものがある。国が公布した3回の国家クラス無形文化遺産の代表的な伝承者1488人のうち、少数民族の伝承者は393人であり、26.4%を占めている。新疆ウイグル族の木卡姆(ムカム)芸術および蒙古族の長調民謡はユネスコの第3陣の「人類の口承および無形遺産の傑作」リストに登録されている。
少数民族の文化芸術事業を繁栄・発展させる
20世紀の50年代初め、各民族の役者たちで構成される中央民族歌舞団が成立した。近年来、「万里の辺境文化回廊建設」プロジェクト、「県クラスの図書・文化館」プロジェクト、「郷鎮文化ステーションと村の文化室」プロジェクト、「ラジオテレビ村村通」プロジェクト(全国すべての村でラジオとテレビを視聴可能にするプロジェクト)、「文化情報資源共有プロジェクト」などを通じて、民族地区の公共文化サービスシステムを整備し、少数民族人民の文化生活を改善し、豊かにすることに力を入れている。2008年末までに、全国の民族文化事業機関の数が1万282カ所となった。そのうち、芸術公演団が651、芸術公演の場所が191、図書館が604、大衆芸術館が80、文化館が643、文化ステーションが6859、博物館が240ある。現在、民族地区では10万人当たりの文化機関数が全国の平均レベルを超えている。

国は積極的に少数民族のすぐれた伝統文化を保護している。500年あまりの歴史を持つチべット劇は保護・発揚され、毎年「雪頓祭」(ショトン祭、通称ヨーグルト祭)で、他の歌舞や新劇とともに生き生きと演じられ、雪頓祭をチベット族最大の慶祝のための総合芸術祭に盛り立てている。また、蒙古族の「ナダム祭」、回族、ウイグル族などの「ローズ祭」、「クルバーン祭」、チワン族などの「三月三」祭、タイ族の水かけ祭り、イー族の「火把節」(松明祭)などの伝統的な祭りもしっかり継承し、発揚させている。民族の伝統スポーツも、290余り発掘・収集・整理され、どれも盛んに発展している。チベット族の壁画芸術は引き続き充実し、唐卡(タンカ)芸術は保護され、ウイグル族、蒙古族の絨毯やタペストリーは全国で販売され、プイ族、ミャオ族、ヤオ族、コーラオ族などのろう染め、トゥチャ族、チワン族、タイ族、リー族、トン族などの錦織り技術、デザイン、文様、品種などがすべて大きく発展を遂げている。少数民族の伝統工芸は新たに息を吹き返している。
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